5が構造を壊し、6は壊れたあとで新しいバランスを見つけることだ。数としての6は3が二つ、あるいは2が三つ――調和の数で、四つのスートの6はどれも「与える」と「流れ」を帯びている。ワンドの6は凱旋、カップの6は分かち合いと思い出、ソードの6は川を渡って去ること、ペンタクルの6は天秤と施しだ。
これらの絵にはどれも移動があることに注目したい。4の野営地に戻るのではなく、前へ進んで新しい位置に着く。6の調和は5を通り抜けたあとでしか手に入らない種類のもので、何を失ったかを知っているぶん、4の安定より中身がある。
これに出会うのは、事態がようやく好転する曲がり角、誰かが手を差し伸べるとき、あなたに人を助ける余力が出てきたときだ。順調なとき、6はこの線の上でいちばん心地よい段だ。進展があり、つながりがあり、余裕がある。行き詰まるとき、6の問題は懐古だ――カップの6の甘さはずっと振り返り続けることに変わりうるし、ソードの6の舟はいつまでも漂って岸に上がらないこともある。6は通過点であって、到着ではない。