もっと深く巳巳は朝九時から十一時、一年では立夏にあたる。火が主役を引き継ぎはじめるときだ。五行は火で、陰の火。太陽のようにあまねく照らす火ではなく、集中し、方向を持ち、狙いどおりに燃える火だ。これが巳の性格を決めている。正確さと内に秘めることだ。その力は大きさではなく、的確さにある。干支の動物は蛇。蛇は体の大きさで勝つのではなく、タイミングと位置で勝つ。同じことの二通りの言い方だ。巳が盤に出るとき、その位置のことはたいてい腕力ではなく判断力で進み、あなたはたいてい、よく見極めてから動く側になる。巳は寅・申・亥と同じ組の駅馬の一つでもある。だから移動の性質も持っているが、その移動には目的がある。離れるための移動ではない。