もっと深く辰辰は朝七時から九時、一年では穀雨の前後にあたる。春が終わりかけ、雨がいちばん多い時期だ。五行は土で、四庫の中でも水の庫だ。春の木はここに水を蓄えてもらい、夏の火はそれで燃やすものを得る。この「蓄える」働きが、辰の性格を決めている。受け入れて、振り分けることだ。中には水・木・土の三つの力が同時に隠れているので、生まれつき単純ではなく、相容れないものを一緒に置いておくのが得意でもある。伝統では辰を龍に配している。龍は十二支で唯一の空想の動物だ。これは偶然ではない。辰が扱うのは、もともとまだ形の定まらないものなのだ。辰が盤に出るとき、その位置のことはたいてい関わる人が多く変数も多い。そしてあなたは、たいてい真ん中でそれをまとめ上げる役になる。辰は「天羅」とも結びついていて、自分で張った網に自分が絡め取られることもあると言われる。器の大きい人ほど、引き受けすぎやすい。