よくある誤解よく「集中力がない」と言われる。実際には、あなたが集中できないのではなく、退屈なことではあなたを引き留めておけないのだ。十分に難しいものを与えられれば、あなたは誰より長くとどまる。だから問題はたいてい、あなたではなく課題のほうにある。
もっと深く申申(さる)は申の刻、午後三時から五時にあたる。一日の仕事が終わりに近づき、臨機応変さが必要になりはじめる時間帯だ。さるが表すのは解き方だ。真っ向からぶつかるのではなく、誰も思いつかなかった方法で回り込む。こんなところで見てとれる。あなたにとって規則は交渉できる情報であって、境界線ではない。ものを覚えるのがとても速く、速すぎて、覚えきる前に興味を失うこともよくある。制限されているときほど、かえって柔軟になる。流れに乗っているとき、申の人は詰んだ局面を解く人だ。みんなが無理だと言うときに、あなたは「本当にこのやり方じゃなきゃだめなのか」と問い、それで物事全体の形が変わる。行き詰まるときには二つの形がある。一つは賢さを手抜きに使うこと。近道を見つけるとそこで止まってしまい、多くの力が及第点どまりになる。もう一つは退屈だ。ある物事の仕組みがわかった途端に去りたくなり、経歴は華やかでも、どれも深くはない。申の人が最も鍛える価値があるのは、十分に難しいことを一つ選んで長くとどまることだ。難しさだけが、あなたを引き留められる唯一のものだ。