もっと深く数字 99 は最後の数であり、どんな数を掛けても各桁を足すと 9 に戻る唯一の数でもある。この性質がそのまま位置を表している。9 は何かを増やすのではなく、通り過ぎたすべてをもとの姿に戻す。だから 9 のテーマは終わり、手放し、差し出すことだ――9 が特別に無私だからではなく、循環の終わりに立っていて、握っているものはもともと手渡すべきもので、そうしてはじめて次の巡りが始まるからだ。こんなところでそれに気づく。人の境遇を釣り合わないほど深く理解し、よく知らない人の苦しみまで受け止めてしまう。長いこと終わらせていない物事をいくつか抱えていることが多く、それらは新しいことよりもあなたを消耗させる。自分のために求めるのは苦手だが、人のためなら少しもためらわない。うまくいっているとき、9 は物事をきれいに締めくくる人だ。ひとつの区切り全体が見えているから、何を残し、何を終わらせるべきかがわかる。この視野は 1 から 8 が積み重ねてきたものであって、生まれつきの優しさではない。行き詰まるとき、9 は「手放せない」の中に閉じ込められる――古い関係、古い肩書き、古いバージョンの自分を全部残しておき、新しいものの居場所がなくなる。あるいは逆に、「自分はいらない」と言って自分を絵の外に置く。伝統は 9 を完成と火星のような象徴に結びつけるが、要点は片づけることにある。片づけるには力が要り、しかも自分も世話をされる側の名簿に入れることを許す必要がある。