もっと深く本命星がここに座す(本命殺)本命殺は九星気学でもっとも直感に反する一条だ。自分の星がある方位へ向かうことを、伝統は不利とみなす。理由は吉凶ではなく、空間にある。気学の方位判断が扱うのは「あなたのこの気がそこへ向かうとどうなるか」だ。自分の星へ向かうのは、同じ種類の気を同じ場所に重ねることに等しい――補い合うものもなく、事が育つ隙間もない。これは五行の「比劫」(比肩と劫財)と同じ論理だ。同類が出会うのは助けではなく、分け合って食い合うことだ。だからこの一条の実際の意味は、同質の場所で突破口を探さないことだ。それは人の直感とちょうど逆だ――人は不確かなとき、いちばん自分に似た環境に戻りたくなる。けれどこの規則はこう言う。そこはいちばん安全で、いちばん新しいものがない。ここでは安全と成長は同じ方向にない。